フル可動 桜姫
2005/12
使用キット
桜姫 フル可動 Type3リファレンス (原型:EBO[WHF神戸22当日版権])
製作記事
すんごい久しぶりにキャスト製のガレージキット(しかもフィギュア)を作りました。友人に連れて行かれたWHF神戸22で購入したものです。
まずキットに付属の解説書の通りに中性洗剤&クリームクレンザーで各パーツを洗浄しました。
次に全パーツに320番のペーパーをかけました。この状態で各パーツを両面テープ等で仮止めし(写真)、バランスを確認しつつ改造ポイントを決めていきます。
今回は、
- プラスーツの形状変更
- 胴体のフォルム変更
- 後ろの頭髪をドールヘアーに変更
でいくことにしました。
この後、タミヤのスーパーサーフェイサーL(グレイ)を吹き、ひたすら気泡埋めと表面処理を行いつつ、ネジ穴を開けたり、ポリキャップを埋め込んだりします。
気泡埋めは主に瞬間接着剤を使用。
表面処理は400番→600番とペーパーがけ。
ポリキャップ埋め込みには100円ショップで買った800円のリューターが大活躍。解説書で指定されていたものに加え肩の付け根や手首等にもポリパーツを埋め込みました。
なお、解説書指定のポリキャップが地元に売ってなかったので、広島の友人から送ってもらいました。感謝その1。
改造ポイントであるプラスーツ形状変更と胴体のフォルムの変更です。
まずブラにあたるプラスーツは、形状優先ということでカップの開閉機構をオミットして接着。背中のパーツは背中のラインとツライチになっていたので、中央から切って幅増しして素肌の上にプラスーツを装着したような感じにします。
パンツの部分のプラスーツは、紐パンみたいに細くて心許ないよーな感じがしたので、ポリパテを盛って全面的にボリュームを増しています。
さらに、股間全面にある基盤が露出している部分(設定では強制停止信号受信回路)には、昔誰かからもらったパソコン用のメモリ(MAC用だったかなぁ)の基盤部分で良さげな部分を切り取って埋め込み、その上から透明塩ビ板をかぶせて必要な部分をマスキングし、さらにその上に瞬間接着パテを盛って形状を整えました。
胴体は、アンダーバストから股間までの間が少し長く感じたので、胴体パーツ上部を少し削りました。
また、「キュっとくびれたウエスト」が好みなので、胴体上横部分(肋骨のあたり)にポリパテを盛って相対的にウエスト部分のみ細く見えるようにしました。可動範囲が狭くなるというデメリットもありますがまあいいでしょう。
あと首が長く感じたので削って短くしております。
そんなこんなで全パーツの表面処理が終わったら、スーパーサーフェイサーL(ホワイト)を全体に吹いて気泡などのチェックを行います。案の定気泡が残っている部分が結構あったので、この段階でも気泡埋め&表面処理を繰り返します。で、納得できるとこまでやったらいよいよ塗装です。
塗装の方針としては、
- 配色はイマイチはっきりした資料がないのでテキトーに
- プラスーツはつやありで他はつやけし
- 手足に桜の花びらを散らしてみる
でやってみたいと思います。
なお、家庭の事情でラッカー塗料が使えないので全てアクリル塗料で塗装します。
各部を稼動させると塗装がはげる可能性が非常に高くなりますがいたしかたありません。
で、まずは肌色の塗装。フラットフレッシュをベースにした色で3段階ほどグラデーションをかけています。
プラスーツ部分のつやあありピンク、手足花びら部分のつやけしピンクを先に吹き、肌色と共にマスキングします。花びら部分はマスキングテープを花びら型に切ったものを右上から左下に散っているような感じに貼ってみました。
この後、プラスーツにはつやありレッド→クリアーと吹き、最後にMr.スーパークリアー(光沢)でコーティングします。なお、最後のコーティングでエッジ部分の塗装が荒れてしまいました。あーあ。
手足には衣服の影にあたる部分を先に吹いて、その上から基本色のつやけしの薄いピンクを吹きます。最後はMr.スーパークリアー(つや消し)でコーティングします。こっちは荒れませんでした。
桜姫といえば「ウラカンに髪を掴まれ持ち上げられる」シーンで有名ですね。そこで改造ポイント3のドールヘアー変更を行います。
と言ってもドール系の知識はないので、
このサイトの方に色々助言をいただきました。感謝その2。
で、ボークスの植毛済みヘッドから移植するのが一番楽だろうということで、仕事で福岡に行った際にボークスに寄って買ってきました。店の位置がわからず15分ぐらいまわりをウロウロしてしまいましたが。
頭皮全体を移植しようかと思いましたが、ヘルメット(?)に収まらなかったので、ヘアーを切り取って両面テープや瞬間接着剤で頭部に固定する方法をとりました。
なお、もみあげにあたる部分は、原作ではプラ製のようにも思えたのでここはキットのままです。
顔を塗装します。瞳の色は和風ってことで濃い目のブラウンにしてみました。
1本800円もする面相筆を買って、約2時間格闘しました。
筆塗りが終わったあと、頬の部分に肌色にピンクを混ぜたものを細吹きしてほんのりピンクにしています。
顔の塗装が終わったら、ドールヘアーのくせを直すために、「お湯パーマ」なるものをかけてストレートにします。
パーマ後乾燥したら、全体を組み上げて髪の毛を切って長さを調整して完成です。
なんか色々いじってたら、また髪が少し痛んでしまいました。
いやー。久しぶりにフィギュア作ると面白かったですね。そのうちまた作ってみよう。
おまけ
おまけ写真。いろんなポーズとか。塗装がはげるのが怖いのであんまりハデなポーズはつけられず・・・。