雷鳴寺六拾八間堂

1/6 VA-Ⅰ ALICIA(アリシア)

2007/11

使用キット

FUKAYA(北九州比叡露) 1/6 VA-Ⅰ ALICIA

ギャラリー

前置き

懐かしいですね~。新田真子著「RUSH」よりバニーガールのアリシアです。
実はこのキャラ、我が心の三大バニーさんのひとりなのです。
ところで「RAGE」はいつ出るんでしょうか。

製作記事

このガレージキット、実は作るの2回目です。前回作ったのは高校生のときだったような。
2年ほど前にヤフオクで見かけ、懐かしさから落札してそのまま放置したものを、今回引っ張り出して作ることにしました。

パーツ総数は写真の通り。キットには新田真子氏のフィギュアも付属していますが今回も作りません。
ソフビのキットになりますんで、まずは説明書どおりに湯がいてパーツのゆがみの補正&洗浄を行います。
説明書どおりにパーツを接着し、サフ吹きした状態です。
左脚には台座固定のため、内径3mmのプラパイプを2本埋め込み、安定のため石膏を流し込んでいます。これも説明書の指示通り。

瞬間接着パテとか使いましたが、マテリアルの進化を感じずにはいられませんな。
全体にペーパーがけを行いました。
キャスト製の前髪部分とか、瞬間接着パテとか使った部分に気泡が残ってたので、瞬間接着剤とかプラパテで埋めて再度ペーパーがけします。
今回は400番→600番で行いました。
表面処理が終わったので、発色を良くするために全体にホワイトサフを吹きました。
次からは塗装です。
まずは目。つやありのホワイトを吹きます。
次に80年代アニメ的表現ですが、目のシャドウ(メイクのアイシャドウではありません)として薄い水色を上の方に吹きます。
瞳は最後に手書きで入れるので、塗装が乾いたらマスキングしておきます。
次に肌色。
タミヤアクリルのフレッシュに赤やら黄色やらを適当に混ぜた色を基本色として使いました。これまた80年代アニメ的に、はっきりした肌色にしています。
影になる部分を先に吹き、その上から基本色を吹き、さらに基本色にホワイトを混ぜたものを一番光があたるであろう部分に薄く吹きます。
最後に胸の谷間から少し上の部分とほっぺたの部分に、若干ピンクがかった肌色を吹きました。
乾いたところで、表面保護のためにつや消しのトップコートを吹きます。今回はパーツごとにつやを変えるため、各工程ごとにトップコートを吹かなければなりません。
お次はストッキング。
クリアーレッドにクリアーブルーとクリアーイエローを混ぜ、クリアーブラウンを作って脚に吹きます。
ストッキングが伸びて薄くなる部分を残すような感じで、数回に分けて行いました。
さすがにテカテカになったので、上から半光沢のトップコートを何度か吹いています。

作業中に妻が「実際はそんなんじゃねーよ」的な目で見てましたが、雰囲気が出てればOKとします。
次は襟・袖。写真にはありませんが尻尾も塗る工程です。
肌色部分をマスキングし、襟と袖にフラットホワイトを吹きます。
その上からシャドウも吹きますが、全体の色味を考えて、薄いピンク色を使いました。
乾燥後につや消しトップコートを吹きます。
次に黒い部分です。
襟の部分をマスキングし、蝶ネクタイ・ボディスーツ・ヒール・ウサ耳をつやありブラックで吹きます。
ヒールはテカテカにしたいので、乾燥後にクリアーを吹いています。
ボディスーツは光沢か半光沢か悩みましたが、半光沢のトップコートを吹いたところいい感じになりました。
ウサ耳も半光沢です。
次に前髪です。このあたりに来るとマスキングに嫌気が差しています。
シャドウのフラットレッドを先に吹いて、フラットレッドに白と黄色を混ぜた明るめの赤を明るい部分に吹きます。
乾燥したところでつや消しのトップコートを吹いておきます。
やっと最後までたどり着きました。後ろ髪です。
フラットレッドに黒と茶色を混ぜた2段階の明るさの色を作り、これまでと同じくシャドウ→通常部分と吹いていきます。
ここも乾燥後につや消しトップコート。
塗装して乾燥を待っている間に、ぼちぼちとベースの用意をします。
ベース自体はコトブキヤの木目調ベースを使い、3mm径の穴を2つ開け、左脚に仕込んだプラパイプに入れるためのプラ棒を接着しています。

ベースの底には釣り用の重りを瞬着で固定し、飾ったときに安定するようにしています。

ロゴはパソコンで作ってプリントアウト。もうちょっと凝ったのみしようかとも思いましたがアイデアが浮かんでこなかったのでシンプルな感じで。
さてマスキングテープをはがしたところです。
予想はしてましたが、いろんなところにいろんな色がはみ出ています。泣いちっちマイハートです。
かなりモチベーションが下がりますが、気を取り直して、エアブラシの細吹きを駆使してリタッチしていきます。
なんとかリタッチが終わったので、筆塗りの工程へ。
カチューシャの部分をブラックで、ピアスとカフスを水色で塗りました。
で、瞳をがんばって描いていきます。瞳は乾燥後にクリアーを塗っています。
瞳と口を塗り終えたら、最後に眉毛を書きます。眉毛を太くするとなんとなくアリシアっぽくなりますね。

おデコの塗装がはげているのは、前髪と接着する部分になるためです。
あとは各パーツを接着して完成~。
今回もマスキングが大変でしたが、新しいハンドピースを試すにはちょうど良かったかな。