雷鳴寺六拾八間堂

1/100 FAM-RV-S1 バイファム 7号機

2008/01

使用キット

バンダイ 1/100 バイファム

ギャラリー

製作記事

昔から一度は作ってみたかったのが、この1/100バイファム。以前再販されたものだとは思いますが、ヤフオクで入手したので早速作ります。

20年ほど前のキットなので、パーツ数はかなり少なく、あっという間に仮組みが終わります。
肩の位置が少し低いような気もしますが、プロポーションは良好です。ということで今回も小改造でいきます。
まずは脚部の後ハメ加工から。
足首のパーツを挟みこむ部分の、下側を切り欠きます。これで脛を塗装後に足首を取り付けることができます。
ちなみに、太腿と脛はキットのままで後ハメできるようになっています。
で、脚部の改造。とは言っても脛の部分だけですが。
脛の内側が寂しかったので、市販の小型のバーニアパーツを接着しました。
前面にある窪みは合わせ目消しが大変なので、完全にくりぬいています。塗装後、裏側からメッシュ状の黒い布を貼り付けました。
また、写真では分かりませんが、横から見たときに膝アーマーのラインが曲線になっていてちょっと悪役メカっぽかったんで、なるべく直線になるように削り込んでいます。
あと、後側のバーニアの下の部分(一段へこんだ部分)にいくつかジャンクパーツを貼り付けました。
太もも左右にある動力パイプです。
キットはポリパーツになっているので、5mm径のスプリングに変更します。ポリパーツを削いで細くし、スプリングの中に通してガイドとします。
なお、上腕部の動力パイプも3mm径のスプリングに変更しました。
腕にも後ハメ加工します。
肩パーツは肩アーマーに挟み込んで接着するようになっていますが、肩アーマー接着後に押し込めるようポリキャップの軸を短く切り落とします。この加工を行った場合、ラウンドバーニアは接着することになります。
ヒジ部分も下腕パーツに挟みこむようになっていますので、写真のように関節部分のみ切り取って下腕部に挟み、塗装後に接着します。
肩のラウンドバーニアにひと加工。
キットのままの構成ではバーニア部分の塗装が大変そうだったので、一旦完全にくり抜きました。バーニアのパーツは0.3mmのプラ板に貼り付け、塗装後に裏から接着します。
下腕部、特に手首の部分がスカスカなので、0.5mmプラ板×2枚をふちに貼って厚みを増しました。
それでもスカスカなので、手首カバー(ランバラル旧ザク手首パーツ)をつけます。
あと、写真にはありませんが、膝アーマー同様に肘カバーのラインもツライチになるように削ってます。
そして今回の作品の山場。握りこぶしをポリパテから削り出します
古いキットなので、どうしてもこぶしがイマイチです。市販パーツを使おうとも思いましたが、バイファムの太い指に合うものが見つからなかったのでやめました。あと高いし。
そんな訳で根性出してポリパテで作ることにしました。キットのこぶしの手の甲の部分だけを切り、それにポリパテを盛ってあとはシコシコ削っていくだけです。
まあまあうまくできたんではないでしょうか。
同じく右手。ビームガンを持つ手も同じ要領で作っていきます。
人差し指はトリガーに入れないといけないので、真鍮線で後からつけられるようにしています。実はこの人差し指だけが細くなってしまいましたが、細かいことは気にしないようにします。
顔です。
首にあたる円筒形のパーツにカメラ状のモールドがついてますが、あまりにもなのでジャンクパーツを詰め込んでそれらしくしています。
あまり詰め込みすぎるとフェイスにあたるクリアパーツがうまく取り付けられなくなりますので注意しましょう。実際苦労しました。
ちなみに、クリアパーツ真ん中にある黒い部分は、0.3mmプラ板を黒く塗ったものをで外側から貼っています。
腹部ハッチの裏側です。
めったに開閉することもないでしょうが、いちおうプラパテで表面処理した後、0.3mmプラ板でモールドを追加しました。
ポッドも一応作ります。
コクピット部はホントになにもないので、くりぬいてMGゲルググのパイロットを座らせてみました。かなり適当ですが、キャノピーの色が濃いので接着後にはほとんど見えなくなります。
後方のバーニアは市販パーツとかに付け替えようと思ってましたが、丁度いいのがなかったので、くりぬいて奥のほうにフタしました。
塗装はほとんどエアブラシで行いましたが、キャノピーのふちなどは筆塗りです。ヨレヨレになってしまいましたが、外から見える部分ではないので気にしないことにします(こればっかり)。
唯一の武器、ビームガンです。
サイドグリップが薄いので、0.5mmプラ板を2枚貼り付けて厚みを増しています。
また、グリップ部がかなり後ろについていて持ったときにバランスが悪く感じたので、グリップ部をカットして位置を5mmほど前に変更しました。
全体に600番のペーパーがけを行い、洗浄・サフ吹きして表面処理を施したら、いつものグラデーション塗装を行います。
写真は濃紺の部分のボツカラーです。最初はいいかなと思ったのですが、思いっきりつや消しになったのとあまりバイファムっぽくないなと思い直し、もっと濃い紺色で塗りなおしました。
さらにこの色のパーツはスミ入れに失敗してまた塗りなおしを行うハメになりました。
あとはデカールを貼って半光沢のトップコートを吹いて完成です。
久々に80年代のキットに手を出しましたが、なんといってもパーツ数が少ないのがいいですね。価格も安いし。そんなわけで2008年は旧キットをメインに攻めていこうかと思います。