雷鳴寺六拾八間堂

MAX-10 マ・クベ専用ゾック

2008/03

使用キット

バンダイ 1/144 ゾック

ギャラリー

設定

もともとこの機体は、「特定の目的に特化した大型機動兵器」というモビルアーマーの概念を検証するためのテストベッドとして開発されたものである。
ただし、モビルスーツの延長線上にある兵器として設計されたため、上下両面が同じデザインという異質な外見ながらも、機体サイズはモビルスーツの域を出るものではなかった。
テストの結果、結局は人型やサイズに囚われない方が有効であると判断され、後にMA-05ビグロが開発される。
その後、なぜかマ・クベ大佐の目に留まり、半ば強引に接収された後に形式番号まで与えられた。
MAX-03アッザム及びYMS-15ギャンの例から推測すると、彼はその地位を利用してワンオフモデルを専用機とする嗜好があったようだ。
そのマ・クベ大佐はこの機体で出撃し、連邦軍のRX-78-2ガンダムによって倒されている(その際の乗機はYMS-15ギャンだったという説もある)。
以上、オレ設定でした

製作記事

知る人ぞ知る、てゆーかもう結構有名になったような気もしますが、コミカライズ版「起動戦士ガンダム」(作者:岡崎優)に登場する、マ・クベ専用ゾックをでっち上げてみました。

今回使ったのは、1/144ゾックの旧キット。再販分になりますが、ヤフオクで大量に入手しました。
で、仮組です。HGUCが発売された今となっては、モールドなど見劣りしてしまいますが、プロポーションは悪くありません。
というわけであまり改造点もありません。ディティールアップ中心となります。
まずはモノアイレール。上下の端が丸くなっているので、デザインナイフでカドを立てました。
頭部のフォノンメーザー砲です。なんとHGUCのものがほぼぴったりはまります。HGUCゾックを作ると必ず1コ余るパーツなので、有効利用するにはもってこいですな。
HGUCのパーツを使ったついでに、フォノンメーザー砲に以前やったのと同じ加工を施します。シンチュウパイプを埋めていくわけですね。
適当な長さにカットしたシンチュウパイプをあらかじめ大量に用意しておき、パーツにぐりぐりと穴を空けて差し込んでいきます。
HGUCと最大の相違点でもあるアイアンネイルです。さすがに旧キットって感じです。
キットのままでは、付け根から先端までなだらかなカーブで構成されているので、各関節が独立している感じにするため、第二関節部分にポリパテで裏打ちして外側を直線になるように削ります。
あと、先端がシャープになるように削っています。
写真の下側が加工後になります。
マ・クベ専用ゾックは宇宙用ですので、バーニアを追加することにしました。
写真上のパーツは、本体クチバシ裏用です。
写真下は足の裏にあたる部分です。つま先(かかと?)のパーツをカットして市販のバーニアパーツを接着した後、スキマを埋めるためにジャンクパーツを貼り付けています。
今回もパーツを可動させる気はさらさらないので(もともとあんまり動くもんでもないし)、写真のようにパーツを切り欠いて、むりやり後ハメ加工してあります。
肩のパーツです。旧キットは肩を上に回す機構がついていません。そのため、ビグロ状のポーズをとらせるためには、図のように切り欠きを入れる必要があります。
全パーツの加工が終わったら、400番→600番とペーパーをかけ、サーフェイサーを吹いて塗装にかかります。
マ・クベ専用機ということでどんなカラーリングにしようか考えたところ、ギャンがマ・クベのパーソナルカラーで塗られた可能性もあるなと思い、ギャンの色に準じてみました。
写真はモノアイスリットの部分のマスキングです。
塗装完了後は、スミ入れ→デカール貼り→半光沢トップコートで仕上げました。
最後に、3年ほど前に作ったズゴックと同じ要領で、モノアイをパソコンで印刷して貼り付けて完成です。
プリンタは買い換えてますので、流石にズゴックのときよりもきれいに印刷できております。

おまけ

ついでに作った、旧キットのノーマルゾック。改造点はマ・クベ専用とだいたい同じ。
アップ。
HGUCとの比較。こうして見るとHGUCの方が悪人顔ですな。
さらについでに、ガンプラコレクションのゾックも作りました。
みんなで記念撮影。
作成途中の一枚。だからドール用の目をつけるのやめなさいってば。