X68000AT(完成)
ラストスパート!
03/10/22

マザーボードを設置します。前もって接着しておいたスペーサーにネジ止めします。
ネジを締めるときに2~3ヶ所「ペキッ」とか小さい音がしましたが大丈夫でしょうか。大丈夫でしょう、たぶん。
パワーランプ等の細かいケーブルは、マザー設置前に取り付けておき、IDEケーブルや電源ケーブルは設置後に取り付けます。
ちなみに、上の方に見える赤いケーブルは、右タワーからはわせたシリアルATAケーブルです。

キーボードとマウスです。キーボードはショップでキータッチの気に入ったものにしました。
マウスはマイクロソフトの光学式のバルク品です。買った後にPS/2-USB変換コネクタが緑色なのに気づきました。ここはやっぱり黒で統一したいとこですな。

OSです。無難にXP Professionalにしました。

で、キーボードとマウスを前面のコネクタに接続して(当然のことですがキーボードとマウスの延長ケーブルはマザーに接続しています)、電源オンで即起動。
今度は起動画面だけでなくBIOS設定画面も表示できました。HDD・DVDドライブ・メモリ・CPU全て正常に認識しているようです。
なお、BIOS設定画面に入る前の表示で、メモリもデュアルチャネルで動作していることが確認されました。

そしてOSのインストールです。問題なくできました。
ただ、気がついたらパーティション設定を飛ばしていたので、せっかくですがもう一度インストールし直してパーティションを2つに切りました。
OSのインストールの後、マザーボード付属のCDからドライバ類を入れるのを忘れないようにしましょう。私はなぜ起動音が鳴らないか考えるまで忘れてましたが。
♪ダブルタイフーン命のベルト
03/10/23

左タワーのファンを取り付けます。
まず、カバー背面を切り抜いたときに残しておいた下の部分が吸気ファンの取り付け位置と干渉するので切り落としました。

で、5cmファンを2つ、排気ファンとして取り付けます。まさにダブルタイフーンですな。

ファンを取り付けた後、残りの部分をフィルタでふさぎます。両面テープで貼り付けました。
ここをふさいだ方がいいかどうかは、しばらく使ってみないとわかりませんね。

こっちはタワーの方につける吸気ファンです。4.5cmのを取り付けました。
マザーボードの背面パネルの大きさを考慮してなかったので、取り付け位置がモロに電源の排気ファンと重なってしまいました。一応仕切りを作りますが、どうでしょうねぇ。
人生これ打算
03/10/24
この状態で、左タワーもカバーを取り付けて起動してみました。
と、言葉で書くとすげー簡単ですが、まずカバーをはめるのに一苦労。やはりキーボードとマウスの延長ケーブルの収まりが悪いです。
なんとかカバーをつけて電源を入れて10分、「カリカリカリカリ・・・」と異音が。どうやらなにかのケーブルがCPUファンに接触したようです。
んで、このままではイカンと思い、キーボードとマウスのケーブルを短くすることにしました。
もしこの作業で延長ケーブルが駄目になっても、最悪マザーボードの背面パネルに接続すれば問題なし、と打算した結果です。

マウスの延長ケーブルを切って、ケーブルの中の線をむき出しにします。

中の線の色を合わせてより合わせ、熱圧縮チューブで保護します。
疲れた・・・。
とりあえずこの状態で、筐体前面にマウスを取り付けて起動してみます。なーんと、無事起動しました。マウスの動作も正常です。
そしたら今度は同じ処置をキーボードの延長ケーブルに施して起動します。これまたうまくいきました。

ケーブルの短縮作業が終わったあとです。電源ユニットの前にあるのが継ぎ目の部分です。最終的にビニールテープで保護しています。
写真では1本しか見えていませんが、もう1本の継ぎ目の部分は筐体下部にもぐりこんでいます。
いやーすっきりしましたね。
人生これ思いつき
03/10/25

それでもケーブルがわさわさしています。が、キーボード・マウス延長ケーブルがうまくいったので、同じように他のケーブルも短くすることにします。
対象となるのは、電源スイッチ・パワーLED・HDDアクセスLEDです。

処置後。だいぶすっきりしました。
動作確認もしましたが問題なしです。

余談ですが、HDDアクセスランプの位置が少しずれてしまっていたので、LEDの基盤を一旦外してLEDをしっかり固定して取り付け直しました。
パワーランプも固定し直しましたが、前に比べてよく光っています。
人生リセットできるといいなぁ
03/10/26

リセットスイッチ。これも筐体のスイッチを活かします。
いいアイデアがなかったので、
このサイトをまねしてみることにしました。

が、うまいこと噛み合わせを作れなかったので位置を調整して接着剤でガチガチに固めてしまいました。
大雑把ですなあ、我ながら。
過去の資産を活かすため
03/10/27
PCI拡張スロットにIEEE1394ボードを取り付けることにします。なぜかと言うと、これまでVAIOで使ってた外付けのHDDとDVD-RはIEEEで接続してたからです。
特にHDDはUSB2.0対応ではないので、IEEE1394インターフェースが必要なわけです。

とは言え、ロープロファイルのボードでも普通には挿さりません。そこでヤフオクで
PCIライザーカードを手に入れました。

で、IEEE1394ボードです。ロープロファイルです。

ライザーカードとIEEEボードを組み合わせました。プラケットはロープロファイルのものに換えてあります。

マザーボードに取り付けるとこんな感じです。ますますケース内が狭くなってしまいました。
最終段階
03/10/28

最後の作業、左タワー背面の加工です。
まず、マザーコネクタ部パネルをガンメタルで塗りました。

そのパネルを取り付けます。
で、スキマにメッシュ+フィルターを取り付けようと思います。

スキマの部分の寸法を測り、プラ板でゲージを作ります。
マザーの位置決めで使ったプラ板を使いました。リサイクルリサイクル。

このゲージをメッシュに貼って、同じ寸法のものを切り取ります。

同様にフィルタも切り取り、メッシュに貼り付けます。

で、左カバーに接着します。
こんな感じになりました。
小さい写真だとそこそこ整っているように見えますが、現物はかなりいいかげんです。
ビルドアップ!!
03/10/29
ひとまずこれで完成です。ちゃんと動くようです。
ですがまだ気になる点もいくつかありますので、これからしばらくトライアル期間に入ります。
とりあえず、スペック等のまとめを。
【前面】
右タワードライブ0スロットにスロットインDVD-ROMドライブを搭載。
左タワーにはパワーランプ(青色LED)とHDDアクセスLED(赤色LED)
下部にはヘッドホン端子・USB端子・パワースイッチ・PS/2キーボード端子・PS/2マウス端子を装備。
【背面】
USB端子×4・VGA(D-Sub15ピン)コネクタ・パラレルポート・シリアルポート・LANポート・IEEE1394コネクタ×3を装備。
電源ケーブルは筐体下部(旧RS-232Cポート)から伸びる。
【右面】
シリアルATAのハードディスクドライブ(120GB)とDVD-ROMドライブを格納。吸気ファン×1、排気ファン×1。
【左面】
マザーボードと電源ユニットを格納。吸気ファン×1、排気ファン×2。
【上面】
タワー間の取っ手は押すと飛び出てくる。
スペック表 |
CPU | Pentium4 2.40CGHz(HT対応) |
マザー | ASUS P4P800-VM |
メモリ | 1GB(デュアルチャネルで動作) |
HDD | シリアルATA 120GB(Seagate製) |
IDE | スロットインDVD-ROM(Pioneer製) |
電源 | 200W(SNE・NLX-2320PFC) |
USB | USB2.0×5ポート |
モニタ | FlexScan L567-BK(NANAO製) |
もしかしたら世界最速のX68000筐体PCかも?(2003年10月29日現在)
気になるところ
03/11/04
- CPU温度が高い
まーこれはあらかじめ覚悟してたことですけど。とりあえず2ちゃんねるの自作PC板の「お前らのCPUの温度を教えて下さい。」スレを参考に、SpeedFanで計測してるのですが、1時間ほどWeb巡回してるだけで52度くらいになってしまいます。DVDでも焼こうもんなら、あっというまに70度オーバー。
とりあえずグリスを塗りなおしてみて、あとはエアフローを見直すしかないですけど、どこまで改善できるのやら。
- 画面がぼやけている
要はアナログ出力ってことです。これまではノートPCか専用の液晶ディスプレイ付のVAIOしか使ったことがなかったので、アナログ出力でこれだけ画質が落ちるとは思いませんでした。
なんとかデジタル出力にしたいなあ。
- ファンの音が五月蝿い
どうしようもないですね。ケースファンは静かなのですが、CPUファンがうるさいです。
しかーし、前出のSpeedFanを使って、ファンの速度を60~70%まで落としたらそんなに気にならないレベルになりました。
速度を落としたらその分CPU温度も上がるわけですが。
- 電源切っても光学マウスの光が消えない
調べてみたらマザーボードがそーゆー仕様らしいです。いや、マウスの底だけなら別に気にしないんですが、用意したマウスはお尻の部分も光るのでまぶしいことこの上ないです。
マウスを換えるしかないですかね。
- 光学マウスの挙動がヘンなときがある
これは使ってるマウスパッドのせいだろうなー。ちなみに今使ってるのは、10年近く前にENIXが出していた、Woody-RINNさんのバニーガールのイラストの描かれたマウスパッドです。いいじゃないですか。ほっといてください。
やっぱりマウスを換えるしか!(パッド換えろよ)
- キーボードがカチャカチャ五月蝿い
用意したのがメカニカルキーボードだからしょうがないのですが。実際に店内で触ったときには音は目立たないかなーと思ったんですが、いざ静かな自室だと目立つ目立つ。
キータッチは気に入ってるんでこれはこのままいきます。
マウス Chu マウス
03/11/05

そんなこんなでマウスを買い替えました。ELECOMのPS/2光学式・・・かと思ったんですが、家に帰って確認してみるとボール式でした。たまにこーゆー失敗するんだよな。まあ、ボール式の方がなじんでいるので、これでいくことにします。マウスパッドも換えなくていいし。
で、このマウスもコネクタ部が緑色だったので、ガンメタルで塗装したのが左の写真です。
メガドライブは画面のにじみが味ですが
03/11/06
やっぱり画面がぼやけてるのが気になります。"#FFFFFF"と"#F0F0F0"が同じに見えてしまうのは致命的です。
これを解決するには、DVI端子(デジタル出力)でディスプレイと接続するしかありません。これはかなり前から(組み立てる前の構想段階から)考えていたことで、以下のような方法が考えられます。
A.ADDカードを挿す
B.ビデオカードを挿す
B-1.AGPスロットを使う
B-2.PCIスロットを使う
この中で最有力候補はAでした。ADDカードとゆーのは、デジタル出力するだけのカードでAGPスロットを使います。調べたところ3社くらいから発売されているようですが、一番入手し易いのは
AOpen製 ADD Cardでしょう。
しかしこのカード、そのままでは
横幅が筐体内に収まらないという最大の欠点があります。
ではAGPのライザーカード・・・と探してみましたが、これが
国内では買えないという結論に落ち着きました。というわけで、ライザーカードが使えない以上、B-1の案も自動的に却下されます。まあ、電源容量(200W)から言ってもここ最近のビデオカードはきついと思いますが。
前回の続きだぁ~っ!!
03/11/07
というわけで、選択肢は「B-2.PCIスロットを使う」しか残っていません。もちろんライザーカードを使います。
しかしPCIスロットを使うとなると、せっかくつけたIEEE1394をあきらめなければいけません。最悪DVD-RドライブはUSB2.0にも対応しているのでIEEEでなくても使えないことはないですが。あんまりUSB2.0って良い印象ないんですよねー。
さらにこれまでバックアップ用として使っていた外付けHDDが使えなくなります。こっちはVAIOに繋いでネットワーク経由で使う方法もありますが。バックアップだから使用頻度もあんまり高くないし。
いずれにせよ悩みどころです。
壁に耳ありクロードチアリ
03/11/10

買ってきちゃいました。
玄人志向 RD75-P64C。
ボードの幅もぎりぎりOKだし、旧世代のグラフィックチップ&ファンレスなので、電源もあまり食わないだろうと言う事で。
というより、ショップに行ったらこれしか選択肢がなかったのが実情ですが。

ライザーカードをつけたところです。

で、IEEE1394ボードを外してグラフィックカードを取り付けました。
DVD-RドライブはUSBに繋げることにします(泣)。

カバーを取り付けた後の背面です。
カードが上部のファンにギリギリ接触するので取り付けが前にもまして難しくなりました。

で、DVIケーブル接続して、BIOSの設定を変更して、ドライバーをインストールしたらちゃんとデジタル出力になりました。うむうむ。こうでなくては。
写真はおまけです。FFベンチが動くようになりました。スコア2000くらいだけどね。
あけてーしめてーあけてーしめてーあけてーしめたらでられなーい
03/11/11

カバーを開けたついでに、CPUクーラーも外してグリスを塗りなおしてみました。今度は気持ち多めに、均一になるように気をつけました。
結果、温度が2~4度下がったようです。
それでも48度あるよ。夏場どうなるんだろ・・・_| ̄|○